BIG BLUEシリンダーの基本
BIG BLUEシリンダーはジャックの5コース目。円筒の外側を走るという、コースの3D化を活かしたギミックとなっている。シリンダーには様々な面に多くのダッシュプレートが配置されており、通常攻略の場合はこのダッシュプレートを乗り継いでいくことになる。その一方シリンダーの重力圏は狭く、スピードに乗ると落下しやすい。
BIG BLUEシリンダーの応用
しかしタイムアタックで詰めるともなるとわざと重力圏から外れた、複雑なDTDをいくつも用いた難コースであり、たとえ上級者といえども思い描いた走りを再現することが非常に難しく、完走率は低くなる。RTAに取り組むにあたり、ここが非常に大きな課題となった。
ことの始まり
まず最初に考えたのが、最高速でシリンダーの序盤をショートカットする走法。これはWMJ氏のチュートリアル、戦術2で見せられているものと同じ
が、練習していて思ったのが、難しい割に速くないということである。特に1周目最初のDTDを発生させるのが難しく、2周目以降も着地が非常に難しい。
何か他に良い方法がないかとXの動画を探していたところ、見つけたのがパナマのMadao Joestar氏のプレイである。
この方法であればWMJ氏のチュートリアルより速そうだし、ショートカットも楽そうだと思ったのでこの方法を採用、真似してみて同じくらいのタイムまで短縮した。
マシン選択の変更
しかし自分でやってみて「この走法、ドリフトするにはするけど頻度はあんまり多くないしACIDTDのスピードがタイムを支配する大きなファクターだよな。もっといい選択肢ある気がする」と思った。実際ドリフトはショートカット中の空中ドリフトと最終カーブの2回だけで、しかも空中のは直後にDTDをするのでグリップによる速度差はほとんど大きくないはず。そこで「ドリフトのタイムアタックといえばブラッド・ファルコン」という図式を見直してみようと思った。ブースターAでヘルホークより軽くドリフトもそこそこ出来るマシンなんているか?
いたわ
ワンダーワスプは900㎏とヘルホークより270㎏も軽いので上昇しやすく、グリップもDだしドリフトもこなせる。ヘルホークとツインノリッタの中間的な性質を持つ。またラップレコードであるがWRで使われた実績もある。ということでワンダーワスプで走行。
なんとマシンを変えただけで3秒近くの改善である。比較しながら見ると上昇時のスピードとDTDの最高速度が違うのがわかると思う。
走法の改善
「序盤の壁ドリフトを直線ドリフト×2にしたらエネルギーの減りがなくなるからシリンダーエンドでDTD出来るんじゃね?」と思ったので更に練習。
で先日出た記録がコレ。
1周目にDTDを追加しただけでなく、2,3周目のショートカットの入りをブーストドリフトに変更し、機首もやや下げてみた。当然操作方法は変わってくるので慣れが必要。結果、ラップ19秒台達成とトータル1分2秒台まで短縮。
正直この記録を超えられるとは思わなかった。自分が考えていたよりポテンシャルがあると思う。
ただここまで来たので、そろそろ最難・最速の方法を身につけるときなのかなと思う。