SwitchオンラインからF-ZERO Xを始めた人のための簡易ガイド2

さて3月11日よりSwitchオンライン追加パックにてF-ZERO Xが配信されたので、初心者のためのテクニックを書いていこうと思う。操作方法は64コントローラー準拠。また始めたばかりの人を対象としたコンセプトのため、私がRTAで使用するバグテクニックについては割愛する。

【加速設定編】

特徴

加速設定はスタートダッシュが鋭くてターンが良く曲がる。そしてドリフト(Z+スティック右、R+スティック左)時に適切な角度で曲るとマシンが加速する。これこそが最も大切なポイントである。その一方で最高速度は低くて速度の持ちが悪く、安定性は低くなる。

セッティング

このゲームは最高速と加速寄りにそれぞれ7目盛ずつまでのセッティングが出来る。

加速寄りの場合、最大の左端まで寄せるとドリフト時の加速度が最も高いので、これ一択と思ってよい。

マシン選び

当然ブーストは最高ランクのAを選ぶ。次にグリップだが、ランクが低ければ低いほどドリフト時の加速度が大きいので、該当するブーストAグリップEのヘルホークとナイトサンダーから選ぶ。

両者を比較する。

・ヘルホーク

前回の記事通りマシンが軽い方がブーストが強いので、理論上はヘルホークの方が速く、軽い分ドリフト時に内側に突っ込みやすい(オーバーステア)。

・ナイトサンダー

ナイトサンダーはやや重い分ドリフト時は大回りになる(アンダーステア)ので、ヘルホークでは曲がりすぎると感じる場合にはこちらが良いだろう。

重量によるブースト差は誤差レベルなので、操作したときの感触の好みで選んで良いと思う。

また、この2台より先に解禁されるクレイジーベアは、ブーストこそBであるがグリップEなので、こちらも十分に速い。Xは他作品よりもブーストの格差が小さいのでスタッフゴースト攻略にも必要な能力を持っている。ドリフトはナイトサンダーよりも更にアンダーステア気味。

先に紹介した3台はボディランクがB以上あるので、最高速設定と違いグランプリとタイムアタックでの使い分けは考えなくてよい。敢えて言うならば、なかでも重量が2000㎏オーバーでボディAのクレイジーベアは接触に非常に強く、相手からの体当たりで姿勢を乱しにくい。

加速設定での基本的な立ち回り
コーナリング

前述したとおり、加速設定では適切な角度でドリフトをするとマシンが加速する。したがって急カーブでいかにドリフトで速度を稼ぎ、そこで得た速度をキープするかがポイントになる。特にブーストの使えない1周目は大切。ドリフトでカーブを抜けるときの立ち上がり時もグリップを失った状態が少し続く。グリップを回復するには、カウンター(コーナリングしたときとは逆にハンドルを入れる)しながらサイドアタックをするか、アクセルを踏みなおすと良い。特にアクセル踏みなおしはマシンが思わず暴れた時の緊急回復手段としても有効。余談であるが、アクセルの踏みなおしは最高速設定でもグリップロスを防ぎながら曲がりたいときに使える。またドリフトターンは例え加速設定であっても、ハンドルの角度が浅すぎても深すぎても減速するので練習が必要になる(この練習に関しては後述)。

ドリフトをする程でもない緩いカーブは、最高速設定と同じくステアリングとサイドアタックターンを使う。また左右にドリフトを切り替える際には時間がかかるので、素早く切り返したいときにはドリフト⇒サイドアタックターンと入ることも多い。

加速設定で速く走る手段

ドリフトは単体で速度が最大1050㎞/h程度まで、ブーストやダッシュプレートとの組み合わせ(これをブーストドリフトと呼ぶ)で最大1500㎞/h程度まで出る。1周目はどれだけ適切な角度でのドリフトが出来るか、2周目以降はどれだけブーストドリフトをねじ込み、得た速度を出来るだけキープするかがカギとなる。

カーブでドリフトして、低速からここまで速度を伸ばせそうならドリフト、カーブ突入時にこれ以上の速度が出ているならサイドアタックターンと考えてよい(具体例としては大ジャンプ着地直後など)。

ジャンプの角度は最初のうちは最高速設定と同じく、やや機首を下げれば良い。

どのコースで加速設定を練習するのが良いか

クイックターン、ウェーブロード、ジョーカー全6コースの計8コース(私個人の意見)。これらの特徴・共通点は、ヘアピンや小さい半径で回り込むカーブが多いこと。

最初のうちはこの8コースでドリフトの角度、ブーストドリフトのコントロール、サイドアタックターンとの使い分けを覚える。特にジョーカーカップは様々な半径のカーブが揃っているので、ドリフトとサイドアタックターンの使い分けを覚えるのにも良い。

私個人の意見として、特に練習に良いのはレインボーロードとビッグハンド。前者はロングドリフトを、後者はヘアピンでのドリフト練習に良い。何度も走って適切なハンドル角度を覚えよう。またミラーロードは、適切なドリフトコーナリングを使いこなさなければ、まずスタッフゴーストに勝てないと考えてよい。

F-ZERO Xの加速設定まとめ

・セッティングは最大加速の左端

・マシンはヘルホーク、ナイトサンダー、クレイジーベアの3台が選択肢

・ドリフトの適切な角度を覚える

・速度やカーブの切り返しと相談してドリフトとサイドアタックターンを使い分ける

・ブーストとの組み合わせて更なる速度を得て、キープしよう

・ヘアピンや半径の小さいカーブが多いコースを何度も走り込んで感覚を掴む。